起業準備中での参加者
自ら動くことで学びが深まり、ネットワークが広がるプログラム――
- Q. 受講を決めるに至った経緯を教えてください。
- 大学でディープテックに関する授業の立ち上げやカリキュラム運営を手がけてきたなかでバイオデザインというものを知り、調べるうちに本プログラムに出会いました。受講当時、放射線科読影や手術周辺のプロダクト開発を考えていた背景から、一般的な起業論ではなく、「医療機器開発」にフォーカスしており、どこからが医療機器となるのかも知ることができる、本プログラムを学んでみようと考えたからです。
- Q. 多くのプログラムがある中で、MIDを選んだのはなぜですか。
- 受講が長期間となるスタンフォード大学や日本バイオデザイン学会が展開するバイオデザインプログラムに比べて、短期間でしっかりと学べそうな本プログラムに魅力を感じました。
また、バイオデザイン関係者や、受講者同士のネットワーク形成にも大きな期待感があったため、MIDを選びました。 - Q. 受講してみて役立ったと感じた内容はどのようなことですか。
- 受講してまず強く感じたのは、「とにかくニーズドリブンであること」の大切さです。病態理解を出発点に、既存の治療法や関わるステークホルダー、市場や患者規模といった要素を整理し、絞り込んでいく手法は非常に明確で、実務にそのまま活かせるものでした。
薬事の基礎知識については、PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)元職員である冨岡穣氏による講義が特に印象に残っています。
さらに、医療現場観察実習では「とにかく観察する」という姿勢に加え、現場で医療従事者と直接コミュニケーションを取れたことが大きな学びとなりまた。
そして、受講生や講師陣とのネットワークを築けたことも大きな財産だと感じています。 - Q. これから受講する方へのアドバイスはありますか。
- 医療機器を対象とした社会実装や起業論をコンパクトに学ぶには非常に有意義なプログラムだと思います。講義に加えて現場観察もあり、講師陣も充実していて、バイオデザイン本家と遜色ない内容ではないかと感じました。講義資料も修了後に参照でき、今でも活用しています。
受講はチームに分かれて進めます。私の場合は、幸いにも医療従事者がチーム内にいたため理解が深まりましたが、もし医療従事者がいなかった場合には、医療用語や現場感覚で戸惑うこともあるかもしれません。その際は、積極的に質問したり、自ら調べたりして動く姿勢が重要だと思いました。医療従事者ではない方であれば、尚、現場に行く・聞きに行く「足」が重要だと思います。 - Q. 最後に、これから受講する方へのメッセージをお願いします。
- 起業を目指す立場で臨む方もいれば、企業から派遣される形で受講する方もいるなど、参加者の背景やマインドはさまざまだと思います。ただ、いずれの場合も受け身にならず、この機会を通じて自分は何を得たいのかを意識して臨むことが大切だと思います。
医療機器分野での挑戦を志す方に、ぜひおすすめしたいプログラムです。